「Albums」セクションにCover Flowを追加しました。誰にも求められていないのに。私が恋しくなったからです。
きっと覚えていらっしゃる方も多いはずです。iTunes 7、2006年。アルバムジャケットが3Dで傾きながら、ライブラリを横に流れていく。下には反射がきらめいていました。Appleはその後かなり前にこれを廃止し、世間では「装飾的で、遅く、不要」というのが大方の見方だったようです。たぶん、モバイルでうまく動かせなかったからなのでしょう。まあ、私が擁護したい点は3つあります。
一人で開発している利点は、どの機能を残す価値があるかを決めるPMがいないことです。「これはブランドに合っていますか?」と問いただすデザインレビューもありません。あるのは私自身と、手元のライブラリ、そしてアルバムは単なる一覧ではなく、眺める価値があるという静かな確信だけです。そこで私は、キーボード操作、ドラッグでのスクラブ、ライブラリ全体に対応するスライダー、そして気分次第で使える「Random」ボタンまで備えた、「grid view」の代替として実装しました。
反射表現は少し難ありでした。縦方向の反転でアンカーが適切でなく、ミラーされたコンテンツが上方向へ描画されてセルの上端からはみ出し、そこでクリップされていたのです。修正はパラメータを1つ変えるだけでした。ここでの教訓もまた、SwiftUI の rotation/scale 系で起きる見た目の不具合は、ほとんどの場合アンカーポイントの問題だということです。
Cover Flowはヘビーユーザーにとって実用的でしょうか?
いいえ。欲しいものが最初から分かっているなら、grid のほうが速いです。list view のほうがメタデータも多く表示できます。Cover Flow は、何を聴きたいのかまだ決まっていない瞬間のためのものです。昔のように、目で追いながらコレクションをぱらぱらとめくっていくうちに、あるジャケットが記憶の扉を開いたり、「このアルバム、もっと聴こう」と思い出させてくれたりする。そういう時間のためにあるのです。